国民投票法案可決

なんか、可決したらしくて、最低投票率の有無がスルーされてるんじゃ?とかあったけど、
最低投票率など不要とか理に適ったのもあるんだけど、やはり既存の統治システムを変えるということに対して慎重になるかどうか、変えるとして、それは平時なのか有事なのかとか、緻密に設計されている事を願うばかりなのですが、自分としては、9条は改正して自衛隊を軍と規定して徴兵制を禁止すればそれで良いと思うのです。現憲法でも徴兵違憲論というのは微妙ですし、国民を強制的に兵役に課すことを明確に禁止すれば良いのではと。


で、イラクなんか占領された後に、新憲法制定とかあるわけですが、一応、民主的な手続きにのっとって、それぞれ投票していくわけで、その光景に感動したとか思う人が結構多いわけです。でも、ある意味、侵略されて、体制を変えられたわけです。必ずしも平時の憲法改正や新憲法制定ではない。まあ戦争に負けて、占領されてしまえば既存の憲法体制
などは無力だし、革命が起こればそれも同じなのだけれど、そのような有事下において憲法が改正される時、最低投票率を設けておいたほうが良いのか、良くないのか?
占領軍が既存の体制を変更したいと思った時、おそらく、最低投票率は厄介なハードルに感じるのではと思うんだけど。ここでは占領軍より、非常時の自国民の恣意的な権利行使を心配しているらしく、なんか、悲しくなります。まあ、日本を侵略し占領する「占領軍」など、かなり妄想的なんだけども。


イラク戦争前に、日本の憲法が改正されていたとして、イギリス軍並みの活動を日本軍も
行っていたとしたら、おそらく、政権交代もあったのではと思えてしまうんだけど、
そこらへんの自民党の権力の執着というものが疑問に思えてきます。
まあ素人の自分が考えられる範囲では、安部や小泉を支える一派というのは、田中角栄型の利権配分や軽武装重経済路線から得られる権力基盤というのに与しないので、よってそれら戦後レジームからの脱却を至上命題にすると。でも、下野したら何も出来ないし。
また、創価学会のサポートがないと権力が維持できない。これは、まあ、これで新しい戦後レジームが既に始まっているかもしれませんが、創価学会のサポートをあてにしているというのは、やはり、権力の執着というのを猛烈に追求しているわけで、「普通の国」というのは、政権交代が起こって、政権は失脚するという、それを自民党憲法改正に含有しているとしたら、ある意味、ギャグとしか思えません。