単位不足

芋ズル式に出てくるわけですが・・・。


岩手県
水沢高(佐々木繁夫校長)では理数科と普通科理系の3年生120人が履修単位不足
福岡高校(鳩岡矩雄校長)では、普通科3年生全員196人が、影響・・
これだけ広範囲に行われていた上、県教委高校担当はすべて学校現場を経験しており、人事交流が盛んな組織。以前から行われていた「慣習」に気づかなかったというのは不自然だ、との指摘が相次いだ。・・
大船渡高を卒業した岩手大工学部1年の男子学生は3年間で世界史のみを履修した。「昨夜に富山のニュースを見て心配だった。卒業取り消しの可能性があると言われてもすでに大学に入学しているし」と不安そうに語った。
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/iwate/news/20061026ddlk03040324000c.html



富山県
高岡南高校の三年生全百九十七人が単位不足となっている問題で、同校は二十五日、受験生の負担を考慮し、七十時間(五十分で七十回分)の追加授業の計画を再検討する方針を示した
・・県教委も生徒の負担軽減のため、七十時間のおよそ三分の二に当たる四十六回程度の授業で単位取得を認める方針を打ち出しており、これも踏まえて検討を進める。
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20061026/1007.html


石川県
星稜高によると、三年生全員が卒業に必要となる音楽の単位が不足。進学コースのA、B二コースのうち、Bコースの理系生徒二百三十一人が世界史や家庭、情報、保健を含む計五教科で単位が足りていない。
三年生が来春卒業するには、音楽については五十分授業を三十五回受ける必要がある。Bコース理系の生徒は、五教科全部で六単位が不足しており、五十分授業を二百十回受けなければならないという。
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20061026001.htm


呆れる箇所がたくさんあるんですが、補修授業をやるとして、その授業中に受験勉強すれば、
受験生にとっては特に問題にならないと思うのですが、そこらへんの授業内容のチェックとか
スルーなんでしょうか?

あと、授業をしたら、テストを行って、理解度のチェックを行うのは当たり前だと思うのですが、
テストもスルーなのでしょうか?
まあ、テスト内容も関係した教師のさじ加減ひとつですから、どうにでもなる話ですけど。


ヤンキース松井の星陵ですけど、

音楽については五十分授業を三十五回受ける必要がある・・・

爆笑ですね。まあ、クラシック音楽なんかを50分X35回流し続けて、授業が成立すると定義すればその間集中して受験勉強すれば、これまた問題ないと思うのですが、まあ途中で合唱したリコーダーを吹いたり・・笑えますね。


芋ズル

「昨夜に富山のニュースを見て心配だった。卒業取り消しの可能性があると言われてもすでに大学に入学しているし」・・・

これは、もう、大学すら卒業してしまったラッキーな人たちがいて、
収拾がつかない、大スルー、無視、忘れる、そして未来へという方向じゃないでしょうか。
「秩序を保つため」とか勝手に解釈されて、不正を正すとか、長期的な
正当性なんてものは、表面的に装うだけで、葬られるのでしょう。おそらく。


そもそも、音楽とか家庭とか保健って廃止した方がいいと思うんですけど。個人的には体育とかも含めて、基礎科目以外の実技系の授業は廃止した方がいいと思いますね。


それらを履修しなくちゃいけないためにどれだけのコストがかかっているのか?主にやつらの人件費ですけど。
それらのコストに見合った効果を発揮できているとは到底思えませんね。ほぼ無駄だと思います。