理不尽な親が目立つようになった背景はなんだろう。プロ教師の会を主宰する日本教育大学院大学の河上亮一教授は「『国民』を育てる、という公教育の基本理念を見失ってしまったことが最大の要因ではないか」と指摘する。

公教育は、秩序ある社会生活を営むための学力や規範意識を身につけさせるものだ。
 昨年12月に改正された教育基本法の前文にも「公共の精神を尊び」という文言が追加された。こうした当たり前の意識が社会全体に欠けていることは否めない。「公共の精神」を考えようとしてこなかったつけは大きい。
http://sankei.jp.msn.com/life/education/071107/edc0711070337000-n1.htm

栃木県下野市の県立石橋高校(岡正夫校長)の修学旅行で、教諭が2年生の男子生徒11人に、「態度が悪い」として、移動中の新幹線車内で最大300回のスクワットをさせていたことが7日、分かった。
 生徒1人が一時入院しており、岡校長は「行き過ぎた指導だった。県教育委員会に(処分を含めて)判断を仰ぎたい」と話している。
http://sankei.jp.msn.com/life/education/071107/edc0711071143001-n1.htm


「理不尽な親」は全体の何%くらいいるのだろうか。またその増加の推移は客観的に確認できるのだろうか。「(公共の精神という)当たり前の意識が社会全体に欠けていることは否めない」のは産経も同じ。産経の唄う「公共の精神」に産経読者以外のどれだけの人が従うのだろうか。戦後一貫して無視され続けていた自分たちが本当の日本を救うのだと勝手に信じ込み、胸糞悪いマイノリィー意識を肥大化させるこの新聞を含めた小集団は、市場メカニズムを信望する勢力によっていずれ淘汰されるでしょう。その時この小集団は「『消費者』意識を暴走させた」市場メカニズムを元凶とみなし北一輝のような社会主義革命でも起こすのだろうか。プッ。